料理をするにはそれなりの道具が必要になってきます。
調理道具の中でも調理師の私が絶対に必要だと思うものを7つでご紹介します。
その調理道具の中でも種類やサイズが色々なものがあります
今回は1人暮らしから3人家族むけににぴったりの物にフォーカスして紹介していきます。
料理に必要な道具は何?
今回はこれさえあれば、基本的な料理ができるようになる
調理道具について紹介をしていきますね。
必ず必要なものは7つです。
この7つがあれば最低限の料理をすることができます。
私の個人的なおすすめは、
ただ、「ほかの道具が必要ない!」ということではなく、他の道具はあれば、料理をするときに効率化できたり、機能性がいいのであるといいです。
ですが、初心者は最低限の物を購入して、その後であなたが欲しいものや合った方がいいなと思うものを揃えていくといいですよ!
では、どんなものを選ぶといいのか紹介していきますね。
まな板の選び方とおすすめは?
まずまな板の選び方は、『材質』『サイズ』『キッチンに合わせる』の3つの要素があります。
個人的には初めて料理を始める人は『プラスチック』で『30〜40cmの幅』のものであればどんなキッチンサイズにも合うと思うのでおすすめですよ。
以下で簡単にまな板の種類についてご紹介しますね。
まな板の材質の種類について
私の初めてのまな板のおすすめはプラスチック製のまな板ですが、まな板の材質にはいくつかの種類があります。
この3つが日本でよく見かけるまな板の種類になります。
それぞれデメリットメリットがあるのでいくつかをご紹介しますね。
プラスチック製のまな板のデメリット・メリット
プラスチックのまな板のデメリット
プラスチックのまな板のデメリットは?
- 包丁の材質によっては刃が痛みやすい
- 滑りやすく安定性にかけ、まな板が動きやすい
といったデメリットがあります。
包丁の材質によっては、包丁に直接力が加わってしまうため包丁が欠けてしまったり、すぐに包丁が切れなくなってしまいます。
ですが、包丁を研ぎ直せばまた、切れるようになるので包丁の研ぐ回数が増えるぐらいですよ。
また、包丁を簡単に研ぐための道具がるので、初心者でもあまり気にならないデメリットですよ。
もう一つのデメリットもまな板の下に下のリンクのようなゴムシートを引けば滑りにくくなるので安定しますよ。
100均にも似たようなものがあるのでそれでも代用できるので経済的にもお得です。
プラスチック製のまな板のメリット
プラスチック製のまな板のメリットは、
- 安い
- 軽いので女性や子供でも扱いやす
- 漂白剤を使える
がメリットになります。
プラスチック製のまな板は他の3つと比べて軽量で、漂白剤に漬け込むことができ
衛生的でもあるのがメリットですよ。
木製のまな板のデメリット・メリット
次は木製のまな板のデメリット・メリットについてです。
木製のまな板のデメリット
木製のまな板のデメリットは、
- 漂白剤や洗剤を使えない(使わない方がいい)
- 手入れを怠るとカビが繁殖する
- 安物を買うと反ったり、割れたりする
詳しくは別の記事でしていますが、木製のまな板は手入れが難しく、しかも手入れを怠るとカビが繁殖すると初心者には扱いにくまな板です。
さらに、安物のまな板を購入するとすぐに捨てることになりますのでそれなりに良いものを購入する必要があるので高価なものになります。
木製まな板のメリット
木製のまな板のメリットは、
- 包丁の刃が痛みにくい
- 食材の余分な水分を吸収して、食材が滑りにく
- まな板に傷がついても、木自体の復元力で戻ったり、削り直しをして
長期間使える
機能面でのメリットしか紹介していませんが、檜のまな板を使うと切っているときの香りや音が心地いいですよ。
ゴム製のまな板のデメリット・メリット
最後はゴム製のまな板です。
ゴム製のまな板のデメリット
ゴム製のまな板のデメリットは、
- 熱に弱い
- 漂白剤に長時間つけると溶ける可能性がある
ゴムのまな板のデメリットは熱に弱いので、食器乾燥機を使うと溶けてしまう可能性があります。
また、漂白剤につけることはできますが、容量や用法を間違ってしまうと、溶けてしまったり変色してしまう可能性があります。
ゴム製のまな板メリット
ゴム製のまな板のメリットは、
- 水切れがよく、乾くのが早い
- 汚れやカビが付きにくくお手入れが簡単
- 傷つきにくい
ゴム製のまな板は、ゴムの弾性で包丁、まな板の両方が傷がつきにくく、雑菌やカビの繁殖がしにくいです。
また、乾くのが早いためお手入れが簡単です。
まな板のサイズについて
まな板を選ぶときには、材質の他にもサイズに注目する必要があります。
自宅のキッチンが小さいのに40cmを超えるまな板を使うと切った材料を置くスペースがなくなり
作業効率が悪くなってしまいます。
逆にキッチンのサイズより小さい30cm以下のまな板を使うと、長い食材を切る時に切りにくく、
これも作業効率が悪くなってしまいます。
なので、まな板を選ぶときは、サイズは材質よりも最初は重要だと思っています。
まな板の置くスペースの他にも、
「キッチンの作業するスペースが広いから、まな板のサイズも大きくしよう!」
とまな板を大きいものを買ってしまうと、今度は収納スペースに困ることがあります。
実際に私の知り合いはキッチンはそこまで広くないのに、穴子を捌くための長いまな板を買いましたが、収納スペースに困り、結局外の軒下に置いていました。
初心者の方でそこまで大きいまな板を買う方は居ないと思いますが、
まな板を選ぶときには、「作業スペース」と「収納スペース」を考えて選ぶようにしましょう。
包丁の選び方とおすすめ?
次は包丁についてです。
包丁と一言に言っても和包丁や洋包丁と言いた形状やステンレスや鋼といいた材質もさまざまです。
そのため選ぶポイントとしては「形状」「作る料理」「材質」になります。
個人的には、ステンレス性の牛刀(18〜21cm)とペティナイフを一本ずつ持っておくといいかなと思います。
以下で選び方のポイントの「形状」「材質」「作る料理」について簡単に紹介してきます。
包丁の形状について
包丁は形状によりいくつかの種類(名称)があります。
私がおすすめとして紹介した、牛刀とペティナイフは洋包丁の分類になります。
他にも和包丁で出刃包丁、柳刃、菜切包丁etc…
といった種類が沢山あり、使用用途によって包丁の形状が変わるという特徴があります
そんな包丁の中でも牛刀とペティをおすすめした理由は、
牛刀はこの一本でさまざまなものを切れる『万能包丁』としてさまざま飲食業界で使われていて、
1本あれば自宅で料理する場合であれば、困らないためです。
ペティナイフはフルーツのカットや野菜の掃除(皮を剥いたり、ヘタの部分を取ること)の細かな作業に向いてるため、いざという時に役に立つためです。
包丁の材質について
次は包丁の材質です。
包丁の材質には、一般的なもので「ステンレス」「鋼」「セラミック」があります。
他にもダマスカスやチタン、複合材などがあります。
詳しくは別の記事で紹介します。
今回は「ステンレス」「鋼」「セラミック」の材質について簡単に特徴を紹介します。
ステンレス包丁の特徴
ステンレスは、洋包丁で使われていることが多い材質です。
ステンレス包丁は「サビにくい」「現在の日本では一番メジャー」といった特徴があります。
またステンレス包丁といっても、リーズナブルなものから高額なものまでさまざまでステンレスの材質によって変わります。
鋼包丁の特徴
鋼は和包丁で使われることが多い材質です。
鋼の包丁は、「硬度が高くよく切れる」「錆びやすい」といった特徴があります。
錆びやすい性質のせいで、水滴や切った物のクズがすぐに取り除いたりと
管理が大変で、料理上級者向けの包丁です。
ただ、よく切れるため食材の食感がパリッとして同じ料理でも美味しくなりますよ。
セラミック包丁の特徴
セラミックの包丁の形状としては、万能包丁やペティのような形状のものが多くあります。
セラミックの包丁は、「切れ味がいい」「軽量」「錆びない」といった特徴があります。
セラミックは金属ではなく、陶器に分類される材質なため一切錆びることがなくお手入れが簡単です。
ですが、かぼちゃの皮や床に落としたきなどのちょっとした衝撃で刃が欠けてしまったり、割れてしまう可能性があります。
さらに、セラミック包丁の刃こぼれを治すときにはセラミックに対応したシャープナーが必要になります。
ただ、軽くいため力が弱いお年寄りや小さな子供が料理をするときにはおすすめの包丁です。
包丁と作る料理の関係とは?
包丁の形状は、使う用途によって最適な形となっているのであなたが作りたい料理によって包丁を選ぶことになります。
おすすめで紹介した、牛刀であれば基本的にどんな場面でも使用できるのですが、硬いものや小さなものを切るのにはあまり適していません。
そのため、作りたい料理によって包丁を選ぶ必要があります。
例えば、タイのあら炊きを作りたい場合には、骨が硬いタイを捌く必要があるため出刃包丁を使うといった感じです。
こういった感じで、自分が作る料理はどんな食材を使うのかを考えて包丁を選ぶ必要性がありますよ。
ザル・ボウルの選び方とおすすめ?
次はザルとボウルです。
ザルとボウルの選び方は、「材質」「サイズ」が選ぶポイントになります。
個人的には、ステンレス製で大(直径20〜30cm)・小(10cm前後)のザル・ボウル1セットずつ持っておくことがおすすめです。
最初は100均のセット売りになっているものでもいいですよ。
料理を本格的に始めると、必ず増えていくので重ねられるように同じメーカーで揃えると綺麗に収納できますよ。
ザルとボウルのサイズについて
ザルとボウルのサイズは10cmぐらいの小さいものから、60cmを超えるようなさまざまなサイズがあります。
家庭料理ぐらいであれば30cmほどのものがあれば十分ですよ。
ザルとボウルの材質について
材質はザルとボウルで少し違います。
ザルは「樹脂製」「ステンレス製」「竹製」のものがあります。
ボウルは「樹脂製」「ステンレス製」「ガラス製」「ホーロー製」のものがあります。
それぞれメリットデメリットがありますが、
調理で使うのであれば、最初は樹脂(プラスチック)かステンレスがおすすめです。
フライパンの選び方とおすすめ?
フライパンの選び方のポイントは、「サイズ」「形状」の2つです。
個人的なおすすめは、18cmと26cmの浅型のフライパン1セット、
21〜28cmの深型フライパン1つを持っておくとどんな料理でも対応できますよ。
フライパンのサイズはどう選ぶの?
フライパンのサイズは様々で、あまりに大きすぎると一般家庭のコンロだと火が伝わりにくかったり、
収納場所に困ったり、小さすぎると人数分のものができなかったりとで不便なので適正なサイズを選ぶ必要があります。
そのため、作る料理の量とキッチンの広さを考えて選んでいきましょう。
よく見かけるサイズだと16・18・20・22・24・26・28(cm)がよく売られています。
その中でもおすすめは一人暮らしであれば16と24(cm)、3人家族であれば18と26(cm)が便利ですよ。
フライパンの形状は「浅型」「深型」の2つ
フライパンの形は深いタイプの物と浅いタイプのもの2つがあります。
お互いに特徴がありますので簡単にご紹介します。
浅型フライパンの特徴
一般的に浅型フライパンの方がよく見かけるタイプのフライパンです。
深さがないため、炒め物や焼き物に使用しているのに向いています。
パスタやオムレツの調理など両面焼く料理に適している特徴がありますよ。
深型フライパンの特徴
一方深型プライパンは、鍋とフライパンの両方の特徴を持っている深さのあるフライパンです。
深さがあるため、焼く料理や炒める料理以外にも、煮物やカレーやスープのような汁物の調理をすることができるといった特徴がありますよ。
鍋の選び方とおすすめ?
鍋の選び方のポイントは「材質」「サイズ」「種類」の3つが大切になります。
おすすめの鍋は片手鍋の16cmと22cmの両手鍋を持っておくと便利ですよ。
鍋の種類は2つ「片手鍋」と「両手鍋」
鍋の種類は「片手鍋」と「両手鍋」の二つがあります。
お湯やちょっとしたスープを作るときには片手鍋が便利です。
両手鍋はカレーやシチューといいた具材がたくさん入るようなものを作るときに役に立ちますよ。
そのため片手鍋と両手鍋の2つを持っていると料理の幅が広がりますよ。
鍋の材質にはどんなものがあるの?
今回はそこまで取り上げてませんが、鍋にも材質の違いがあります。
アルミ、ステンレス、鉄、ホーロ、銅、土といったものがあります。
材質によって熱の伝導率や保温能力が違いますよ。
鍋のサイズはどんなものがあるの?
業務用を含めると大人1人が入れるぐらいのものもあれば、小さいものであれば12cm程度のものがありますよ。
一般家庭には片手鍋であれば14〜16cm程度
両手鍋であれば20〜22cm程度が一人暮らし〜3人家族にはぴったりですよ。
お玉の選び方とおすすめ?
次は「おたま」です。「材質」と「形状」で選ぶことができますが、
おたまや次に紹介するヘラなど手で持って使う道具の選ぶときに
一番重要なことは『自分の手に馴染むか』です。
自分の手に馴染むものを選ぶことで料理にストレスを感じることなく料理ができますよ。
最初は100均のものでもいいと思いますが、頻繁に料理をするようになればこだわってみるといいですよ。
ただ、注意点として、100均のものプラスチックのものが多く、
火にかけたお鍋に入れたままにしたり、乾燥機に入れると溶けてしまう可能性がある点には注意しておきましょう。
ヘラの選び方とおすすめは?
ヘラを選ぶときに一番のポイントは「自分の手に馴染むか」です。
ヘラにも種類があり、最初は木べらとゴムベラを持っておくて便利ですよ。
どちらも100均のものでも良いですが、木べらであれば水につけると曲がったり、ゴムベラは耐熱温度が低かったりするためその点には注意しましょう。
料理を始めるためには何が必要?はじめに揃える道具7選まとめ
今回は料理を始めるために必要な最低限のものをご紹介しました。
一言に調理器具といってもたくさんの種類があります。
同じ種類の調理器具であっても材質や形によって料理の出来上がりに差が出てきます。
料理が好きになると食材だけでなく、器具にもこだわりが出てきますよ!
自分の好みの調理器具を見つけて料理ライフを楽しみましょうね♪
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